抱っこで泣く

□他のひとに抱かれると泣きやむのに、私が抱くと泣くのでかなしい□

大丈夫、落ち込まないでください。
赤ちゃんに愛情はたっぷり伝わっていて、お母さんと他の人の違いがちゃんと解っている。
そしてお母さんが一番安心な存在だって知ってるんです。
だから泣くんです。

おばあちゃんやパパに抱っこされた時、赤ちゃんは
「誰だ?誰だ?大好きなママと違う!よくわかんないからじっとしておこう」
って思って、緊張しているんです。びっくりして体が固くなっちゃう。
私たちも、知らない人に急に触られたらびくっ!て硬直しますよね。
だから泣けなくなっているだけ。ご機嫌なわけじゃありません。

それからお母さんに抱っこされると
「ママだママだ!こわかったよ、お腹すいたよ、ねむたいよ、いやだったよ」って
一生懸命訴えて泣きます。
ママなら自分の要望をかなえてくれると知っているから
安心して心を表現出来るんですね。

泣いて訴えている赤ちゃんにうろたえないで、
要求をしっかりきいてあげてください。


□他のひとに抱かれると大泣きする□

ママと一緒にいると安心なんだと赤ちゃんはよくわかっているんですね。

人見知りで社交性がない過保護の赤ちゃん、
なんて言ってくる人がいるかもしれませんが、
お母さんと他の人の区別がつく賢い子、愛情たっぷりの子だと教えてあげてください。

泣かれてしまったおばあちゃんやお父さんにもそう伝えて、
すねないようにお願いしてください…。

一過性の人見知りはある日突然おさまります。
長引く場合もありますが、赤ちゃんの個性によります。見守ってあげてくださいね。


□抱き癖がつくと言われた□

「抱き癖」という言葉は大昔のもの。
親が家事を出来ないから、親が夜眠れないから、
放っておこうと親の都合で生まれた言葉です。

幼少期にしっかり要求に応えてもらい、スキンシップをたっぷりとらせてもらった赤ちゃんは
自己肯定感を身につけ、早く自立出来ます。
自分は要求に応えてもらえるに値する人間なんだと自信がつきます。

抱っこしてほしいのに放っておかれる気持ちを想像してみてください。
泣いているのに無視されて、さみしい心を抱えたまま、満たされた大人になれるでしょうか。
赤ちゃんの内にしっかり甘えさせてあげましょう。

甘やかすことと甘えさせることの違いは
「子育てハッピーアドバイス」という本にわかりやすく書かれています。
育児中でもさらっと読めるのでおすすめです。