ミルクの作り方と量

□ミルクの作り方□
・消毒
哺乳瓶は洗剤でしっかり洗い、消毒しておく。
手指もしっかり洗い、調乳する場所もきれいにします。

    

・正しい量を安全なお湯で
水道水を沸騰させ、70℃以上まで冷ましたお湯を使ってください。
粉ミルク中の病原菌を殺菌するために、70℃以上のお湯を使うことが大切です。調乳ポットを使うと便利です。



ミネラルウォーターは赤ちゃんの内臓に負担をかけるので使えません。市販の水を使用する場合、赤ちゃん用に売られている軟水のピュアウォーターを選びましょう。




粉ミルクを付属のスプーンできっちり計って哺乳瓶に入れ、出来あがり量になるまでお湯を足します。薄めたり濃くしたりはしないようにしましょう!

※粉ミルクの冷蔵庫には入れず常温で保存します。商品の記載に従って下さい。

・ミルクを溶かし、適温に冷ます
ミルクに空気が入って赤ちゃんが苦しくならないように、縦にばしゃばしゃと振らず、水平に円を描くようにまわしてミルクを溶かします。
流水または氷水を入れた容器に哺乳瓶をつけて、よく冷まします。キャップと乳首は水に当てないようにしてくださいね。
熱いのはもちろんダメですが、冷たいと赤ちゃんの内臓が冷えてしまいます。冷やし過ぎてしまった時には、湯せんであたためましょう。
手に少しミルクを出して、なんの刺激も感じない位が適温です。

また、哺乳瓶を下へ向けた時にミルクがぴゅーっと噴き出してしまうことがあります。キャップを締めなおすか、乳首の下部分を何度か押して、中の空気を抜いてあげてください。

・病原菌の繁殖を防ぐ
作ったミルクはすぐに赤ちゃんに飲ませてください。温かく栄養たっぷりのミルクは雑菌が繁殖しやすいので、作り置きして冷蔵庫にしまっておく、などはしないでください。飲み残したミルクも必ず捨てましょう。

・お腹に空気が入らないように飲ませる
赤ちゃんの上体を起こし、顎が上がらない自然な姿勢で飲ませてあげます。
お腹に空気が入りすぎないよう、哺乳瓶と赤ちゃんの口が直角になるくらい傾け、乳首がミルクで常に満たされるようにします。
哺乳瓶の乳首で赤ちゃんの唇をちょんちょんとしてあげると、口を大きく開けてくれます。舌の上に乳首を深くのせてあげましょう。乳首をがぱっとくわえていて、上唇があひるさんの用にしっかりめくれているか確認してあげてください。
赤ちゃんを見つめて、お母さんもリラックスした気持ちで飲ませてあげてください。


□ミルクの量□
母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてよいですが、粉ミルクの場合は3時間おきでないと内臓に負担がかかってしまいます。3時間あかずに赤ちゃんが泣いてしまう場合、1回の量が足りていないか、別の理由で泣いていると思われます。

生後7日目までは基本的に生後日数×10ml+10mlで計算します。
生後1日目は20ml、2日目は30mlと、一日10mlずつ増やしていく感じです。
7日目には目安量が80mlとなり、生後2週間までは一回80ml、
生後2週間~1ヶ月までは一回量を100mlとします。

1ヵ月を過ぎたら140ml程作ってみて様子をみましょう。
3ヵ月を過ぎると満腹中枢が出来あがり、体重の増え方もゆるやかになるので、飲む量がぐっと減ります。心配しないでくださいね。
4ヵ月頃また増えてくることがあります。赤ちゃんの様子を見て少しずつ足してあげてください。

混合の場合、まずはおっぱいを飲ませて、足りないようであれば20mlずつミルクをあげます。保健師さんに来てもらったり、母乳指導をしてくれる助産院へ通って相談しながら進めると安心です。

ミルク量あくまで目安なので、赤ちゃんに合わせてあげてください。
ミルク缶は多めに記載してあるそうです。

月に1度は保健師さんや助産師さんに体重測定をしてもらい、1日当たりの体重増加量を計算してもらってください。機嫌が悪い、体調や顔色が悪い、おしっこやうんちが出ないなどがあれば小児科へ相談します。


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