低月齢の赤ちゃん ~体の心配ごと~

□鼻がつまって息ができていないかも□

赤ちゃんは鼻呼吸しかできません。
器官も未発達なので、つまっているように聞こえるかもしれませんが、あまり心配はいりません。
お風呂上がりにお鼻を綿棒で軽くぬぐってあげ、
もしも顔色が悪い、ミルクの飲みが悪い、元気がないなどの様子があれば
小児科へ連れて行きましょう。

もう少し大きくなったら、吸ってつまりを取ってあげます。



□唇にタコが出来ている□

上唇に白く小さい塊が付いていることがあります。
「吸いダコ」と呼ばれ、おっぱいやミルクを飲むときに出来てしまいます。

赤ちゃんがおっぱいやミルクを飲む時に、
上唇がアヒルさんのようにしっかりめくれているか確認してあげましょう。

出来てしまっても、そのうち取れるので、そっとしておきます。
はがれかけてきていても、ひっぱったりはしないでくださいね。


□おへそが出ている□

赤ちゃんのおへそがぷくっと出ていることがあります。
たいていの場合1歳までにはひっこみます。
綿球や十円玉を当ててテープで止める治療法が昔はありましたが、赤ちゃんに負担がかかったり肌がかぶれたりするので、何もしなくて大丈夫です。腹筋がついてくるにつれて治ります。

1歳過ぎても出ているようであれば臍(さい)ヘルニア=でべその可能性があるので手術が必要です。小児科で相談しましょう。


□げっぷが出ない□

授乳後は必ずげっぷをさせてあげましょう。
お腹が苦しくなって泣いてしまうことがあります。

背中は叩かず、まんまるく抱いてやさしくさすってあげましょう。
縦抱っこが出来るようになれば、そのまま歩き回るだけで出ることがあります。
15分位はがんばってみてください。

どうしても出ないようであれば、吐き戻して窒息してしまわないよう、
赤ちゃんの右半身を下にした横向きで寝かせてあげてください。




□湿疹ができてしまった、肌がかさかさしている□

産院では、赤ちゃんの顔は濡らしたガーゼで拭うと習いますが、
1ヵ月頃からは、石鹸で洗ってあげてください。

よく泡だてた無添加ベビー用の固形石鹸でやさしく洗い、
赤ちゃんを少しうつむかせて、ぬるく弱めのシャワーでさっと一瞬流してあげます。
洗った後はすぐに保湿しましょう。やさしく、うすめに、まんべんなく塗ります。

母乳が影響するという説もあります。
脂っこい物や甘いものは控えましょう。

かゆそうにしている湿疹にはワセリンは合いません。
できてしまった湿疹は小児皮膚科に相談しましょう。

赤ちゃんの衣服は必ず赤ちゃん用の洗剤で洗ってあげましょう。
柔軟剤なども使わない方がよいです。

出産準備 ~お風呂~